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生理前のイライラに対する鍼灸施術

2023.02.25

月経前になるとイライラや情緒不安定、だるさや頭痛、腹痛などの症状を月経前症候群(PMS)といわれています。
日本産科婦人科学会では「月経前3~10日の黄体期のあいだ続く精神的あるいは身体的症状で、月経発来とともに減退ないし消退するもの」とされており、症状は200~300といわれています。
特に精神状態が強い場合は、外に出るのが嫌になるようです。このような重症のPMSは月経前不快気分障害(PMDD)とよばれています。
PMSの原因はまだ明らかではありませんが、卵巣ホルモンと神経伝達物質の間に原因が隠されているのではないかと推測されています。

精神症状でイライラが最も多いといわれています。
 
東洋医学では、PMSをストレスや長年のふさいだ状態が原因で血を貯めておいたり、血液量を調整する機能がうまく働かなくなるといわれています(肝気鬱結・心血不足)。その一つに月経不調があります。
鍼灸では、先行研究で効果のあった経穴を参考に選穴し、施術を行います。
 
参考文献
1)  一般社団法人日本女性心身医学会
2)  日本産科婦人科学会
3)  磯部哲也.月経前症候群の精神症状に対する鍼治療効果の比較試験.
     日東医誌 kampo Med Vol.67 No.3 264-273,2016.

生理前のイライラに対する鍼灸施術

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